2001年06月30日

JSA -Joint Security Area-

▼監督: パク・チャヌク
▼出演: ソン・ガンホ、イ・ビョンホン、イ・ヨンエ、キム・テウ、シン・ハギュン 他
▼英題: JSA
▼公式サイト: http://www.jsa-movie.com/

朝鮮半島分断の象徴である板門店を舞台に起こった謎のテロ事件。
ある夜のこと。共同警備区域(JOINT SECURITY AREA)の北朝鮮歩哨所にて、銃声が響き渡る。

足を引きずりながら、韓国側へ逃げ込んだ韓国軍兵士を救出するため、韓国軍と北朝鮮軍は銃撃戦を始める。
戦闘は一夜で終息したが、北朝鮮側は、韓国軍兵士の奇襲テロと主張し、韓国軍側は、北朝鮮による拉致事件と主張。

事件の真相解明と早期解決のため、スイスから派遣されたのは若き美人将校、ソフィー・チャンだった。彼女は捜査を進めるうち、両国の兵士に交流があったことを見いだすが・・・。



以前見た『シュリ』が良かったので、期待していた韓国映画です。
なにより、ソフィー・チャン役のイ・ヨンエがかわいい。歳は僕とそんなに変わらないのですが、知的な美人で、彼女を見るためだけに映画館へ行くのもオーケー。ははは、不まじめ〜。

ストーリーは南北朝鮮の現状を説明しつつ、若い兵士たちの秘密な交流をえがきながら、歩哨所事件の真相に迫る推理物語です。
地雷を踏んで動けなくなっていた韓国軍兵士を北朝鮮軍兵士二人が助けたことが物語の始まり。顔を合わせるたびに仲良くなり、ついに国境を越えて遊びに行く仲になります。このあたりが楽しく描写されていて、ほんわかムードなのですが、必ず来ると判っている破局に思いをはせて複雑な気分。その破局がどんな服を着てどんな顔をしてるのかも・・・。

真相を胸に秘めて、それを暴露するより死を選ぶ彼ら。禁断の交流が、彼らにとってどんなに大切なものだったか・・・をうかがわせます。

そして、ラストシーンはある日のワン・カット。これが最高にうまい演出です。悲しい物語でしたが、この写真が心地よい余韻を残してくれたような気がしました。

■満足度: ★★★☆☆
■鑑賞日: 2001.6.29
■映画館: ワーナーマイカルシネマズ広島
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2001年06月17日

ハムナプトラ2 黄金のピラミッド

▼監督: スティーブン・ソマーズ
▼出演: ブレンダン・フレイザー、レイチェル・ワイズ、アーノルド・ヴォスルー 他
▼英題: The Mummy 2
▼公式サイト: http://www.odn.ne.jp/uip/mummy2/

アクション大作『ハムナプトラ』の続編。

前作の主人公、リックとエヴリンは結婚し、幸せな生活を送っていた。8歳の息子とともに、家族そろって遺跡を発掘していた時、何者かが襲ってくる。
襲撃者が狙っていたものは、黄金のピラミッドへの道を示す黄金の腕輪。遺跡での強奪に失敗するとロンドンの自宅まで襲撃。

襲撃者の主犯は大英博物館の館長。彼は、8年前に封印したはずのイムホテップを再び蘇らせた。
エヴリンを誘拐し、生け贄にしようとするが、ここは間一髪リックが救出。
しかし、今度は腕輪をはめてしまった息子アレックスが誘拐されてしまう。

館長の最終目的は、黄金のピラミッドに眠るスコーピオン・キングをイムホテップに倒させ、無敵のアヌビス軍を手中に収めることだった。
リックとエヴリンは息子を救出するため、そして陰謀を阻止するために、エジプトへ向かう・・・。



前作から2年、面白かった作品の続編ということで、楽しみにしていた作品です(でも、一昨年の評価は★三つだったりするのですが・・・)。

この作品の見どころは、もちろんCGや特殊効果を駆使しての映像とアクションシーンです。地下遺跡内で繰り広げる悪者たちとの対決では、子役の男の子がいい味出してます。
そして遺跡が崩れるシーンは前作同様大がかりで迫力があります。ちょっと視点を変えると、「8時だヨ全員集合」コントのオチに見えちゃいますが、これもご愛嬌。

町中でのドンパチやカーチェイス(ミイラとの格闘つき)もカッコ良くて楽しい。アッという間にストーリーが進んでいきます。
このシリーズ最大の特徴は、深刻で緊迫した場面でも、コメディっぽくて笑ってしまう作りになっているところですね。

黄金のピラミッドに向かう悪者たちの一行の描写も、それを追いかけるリックたちの表情も、どこか脳天気で明るいし。新しく出てくる事実(たとえばエヴリンとアナクスナムンの関係とか)に関しても、こじつけっぽく感じるけど、まぁいいや、と思ってしまう雰囲気があります。

イムホテップが前回の砂を河の水に変えて、またまた顔攻撃をかけてくるところなんか、もうこのシリーズのお約束ですな。
イムホテップ復活のシーンや手下の衛兵ミイラ、加えてアヌビス軍との対決シーンなど前作を見た人も見てない人も楽しめる特撮シーンが満載で、面白かったです。

さすがにネタバレが過ぎるので、エンディングについては触れずにおきましょう。
総評、期待を裏切らない作品でした。

■満足度: ★★★★☆
■鑑賞日: 2001.6.16
■映画館: ワーナーマイカルシネマズ広島
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2001年06月16日

ザ・ダイバー

▼監督: ジョージ・ティルマン Jr.
▼出演: ロバート・デ・ニーロ、キューバ・グッディング・Jr.、シャーリズ・セロン 他
▼英題: The Diver
▼公式サイト: http://movies.foxjapan.com/thediver/

まだアメリカ軍の中に人種差別が横行していた時代。

田舎町の小作農の息子で水泳が得意な黒人少年カールは、立身出世のために海軍に入るが、当時の黒人兵はコックか雑用係だった。
そんなある日、規則を破って白人遊泳日に海に飛び込み、白人兵と競泳勝負をし、見事勝利。
艦長に認められて甲板兵になったカールは、本物のダイバーになるべくダイバー養成学校へ入学する。

そこで彼が直面したのは、執拗なまでの黒人差別と、鬼教官サンデー。二人は確執のあげく・・・。
・・・それから数年後、地中海にアメリカ軍機が墜落。その際、核弾頭を落としてしまう。

公海では第一発見者のものとなるため、アメリカはソ連と激しい争奪戦を繰り広げる。
その捜索ダイバーの中に、カールの姿があった・・・。



これは実話をもとにした、感動物語です。

いきなり落ちぶれた軍人として登場のデ・ニーロ扮するサンデー。この時には設定がいまいちはっきりしませんでしたが、、いきなり時代がさかのぼってカールの少年時代になっちゃいましたから、後半まで忘れていました。

少年から青年へ。海軍に入ってからはコックから甲板兵へ。意地で上を目指す黒人兵カールと、それを阻む人種差別の実体が描かれます。まさか、近代米軍に人種差別があったなんて、初めて知り、驚きました。

当然主人公がそんなものに屈するはずが無く、念願のダイバー養成学校へいくのですが、ここでの生活が、その後の彼を運命づけることになります。もうスクリーンに見入ってしまいました。
ストーリーが冒頭部分とリンクして、これからが第二幕。ソ連の原潜との接触であわやのシーンを乗り越え、無事に核弾頭を見つけますが、このままでは終わりそうにない気配・・・。やっぱり悲劇に見舞われる主人公。それでも、マスターダイバーへの道を歩こうと、家族とも離れ、リハビリに励みます。
「すごいな」と思う反面、「もうちょっと家族のことも考えてあげろよ」なんて思ってしまう私。

現役復帰を願い出て、審査会が開かれることになるわけですが、この主催者があの、艦上でサンデーに殴られた士官。この作品で、ダイバー学校の校長と並ぶ悪役(?)な彼ですが、こんな人こそ出世するのが世の習い。
カールにとっての難関ですが、ここに現れたのがサンデー。この時すでに階級では逆転していますが、彼が教官時代と同じ厳格さに加えて、言葉では表現出来ない優しさでカールを叱咤します。

無事審査を乗り越えて、別れ際の敬礼。この時サンデーは上官に向けて先に敬礼し、カールは感謝を込めて敬礼を返す・・・もうたまりません!
この作品、敬礼の扱い方が秀逸。

■満足度: ★★★★☆
■鑑賞日: 2001.6.15
■映画館: ワーナーマイカルシネマズ広島
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2001年04月23日

名探偵コナン 天国へのカウントダウン

▼監督: こだま兼嗣
▼出演: 高山みなみ、山崎和佳奈、神谷 明 他

コナンと仲間たち、そして阿笠博士はキャンプへ。そこで灰原哀が夜中、どこかへ電話を。

キャンプの帰り道、そびえ立つツインタワービルを訪れたコナン一行はそこで招かれていた毛利小五郎、蘭の親子と偶然合流し、ビル内を見学する。その時、ビルの入り口に『黒ずくめの組織』らしき車が現れた。

その後、殺人事件が続出。ビルの関係者が次々と殺される。
犯人は? 『黒ずくめの組織』の目的は? そして灰原の行動の真相は?
コナンの活躍によって、真実が明らかになる・・・。



『名探偵コナン』は結構好きなので、今年も見に行きました。昨年の前作は失業中、職安帰りに行きましたが、今年は出張中、渋谷で見ることになりました。時の移り変わりを感じますね。

キャンプの夜、公衆電話からどこかへ電話をかける灰原。予告編の台詞と相まって、あらっ、もしかして『黒ずくめの組織』に通じているのかしら・・・と思わせる展開。真相を知って、ホッとしますねぇ。でも、あの予告編って・・・ウソ?

そして連続殺人事件発生。またまた出しゃばる少年探偵団。この辺りがコナンの面白いところで、謎を深めていきます。まだ、この時点では誰が犯人か分かりませんでした。
舞台をツインタワービルに移してからも事件は続くなか、コナンの推理が光ります。犯人を特定、その動機、犯行手口と、解きほぐしていくコナンはすごい。アンタ、高校生のままだったとしてもすごいや。

それにアクションシーンもこの作品の眼目のひとつ。アニメならではの演出で、今回も派手ですね。
米寿の説明や重力加速度の計算式など、難しいことを言うのもお約束ってコトで。

面白かったシーンをひとつ挙げるとすれば、『蘭ちゃん恋愛講座』。若いって、いいねぇ(^^)

■満足度: ★★★★☆
■鑑賞日: 2001.4.22
■映画館: 渋谷シネフロント
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2001年04月16日

ハンニバル

▼監督: リドリー・スコット
▼出演: アンソニー・ホプキンス、ジュリアン・ムーア 他
▼英題: Hannibal

10年前、見事にバッファロー・ビル事件を解決したクラリスは、FBIのベテラン捜査官になっていた。

ある日、自分が指揮を執っていた麻薬犯逮捕作戦で、部下の暴走を防ぎきれず、やむなく赤ん坊をだいた容疑者を射殺。FBI内外から非難を浴び、窮地に立たされていた。

その頃、フィレンツェで悠々自適な逃亡生活を送りながら、クラリスを観察していたハンニバル・レクター博士は、彼女に手紙を送りつける。

また、レクターによって顔を失った大富豪、ヴァージャーもクラリスに目をつけ、政治力を使ってレクター追跡担当に就かせた。
再び、クラリスはレクターの影を追いかけることになる・・・。



そして本日の目的作品、『ハンニバル』です。前作と大きく違うところは、クラリス役がジョディ・フォスターからジュリアン・ムーアに変わったところ。ジョディ・フォスターは前作でアカデミー賞主演女優賞を獲っていることから、作品への影響が心配されるかも知れません(ちなみに、主演男優賞はアンソニー・ホプキンス)。
が、僕はそんなことを気にしてみないので、関係ありませんでしたけどね。

冒頭、いきなりミスを犯して非難を浴びるクラリス。あれはちょっとかわいそうですね。
なんとその頃、レクターはイタリアで司書?。ずば抜けた教養の持ち主ですから納得ですが、どうやってイタリアへ?アメリカからイタリアに行くまでに、何人か犠牲になってるんだろうなぁ・・・と思ってしまいます。お金目当てに人を殺す人じゃないような気もしますけどね。
そしてヴァージャー。あの人はっきり言って怖い。容貌も考えてることも怖い。納屋にいる人食い豚も怖い。

そしてレクター演出の殺人シーン。この作品でも数人を殺しますが、最初のドロッと最後のカパッは印象に残りますね。思い出したくないですが(^^;;

■満足度: ★★★☆☆
■鑑賞日: 2001.4.15
■映画館: 新宿ミラノ座
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羊たちの沈黙

▼監督: ジョナサン・デミ
▼出演: ジョディ・フォスター、アンソニー・ホプキンス 他
▼英題: The Silence of the Lambs

大柄な白人女性を標的にした連続殺人事件が発生。捜査に行き詰まったFBIは、訓練生クラリスを獄中の天才精神科医にして連続殺人犯、レクター博士のもとへ派遣。心理分析をさせることにした。

鉄格子をはさんで情報のやりとりをするうち、クラリスとレクターは奇妙な心の交流を始める・・・。



東京へ出張中、休みの日はホテルを追い出されるので、こんな日は映画でも見よう、と新宿へ繰り出しました。さすが東京、映画館がたくさんありますね。

その中で今日選んだのは、「ハンニバル」。そこで、初回だけ前作「羊たちの沈黙」を上映していたので、迷わず入っちゃいました。実は、この作品も見ていなかったのよね。

当時はかなり反響のあったサイコ・スリラー。殺人シーンはそれほどむごいカットはなく(被害者の資料写真はありますが)、観客の想像力をかき立てる演出です。

レクターの逃亡と、その後の展開は想像できる範囲でしたけど、最終的にクラリスが自分の力で猟奇殺人犯を射殺する展開はよかったです。
そしてエンディング。あの終わり方もよかったですが、ちょっとカタルシスが得られないかなぁ。

最後に、ちょっと意外だったのは、上司の男性。最後まで紳士でしたね。

■満足度: ★★★☆☆
■鑑賞日: 2001.4.15
■映画館: 新宿東急
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2001年03月23日

ナヴィの恋

▼監督: 中江裕司
▼出演: 西田尚美、村上 純 他

ある女の子が、都会での生活を捨て、故郷へ帰ってきた。

祖父母が暮らす実家へ身を寄せ、のんびり過ごす日々。しかし、その頃から祖母「ナヴィ」の行動が怪しくなる。
近くの子供たちと後を尾ける主人公。そこで目にしたものは。

そして、同じく都会からやってきた若者との仲は・・・。



出張先の名古屋で、宿泊してるホテルの近くに小さな映画館を見つけたので、入ってみました。公開からは間があいているのですが、題名くらいしか知らなかったので、新鮮に見ることができました。

まず、ナヴィというのが、おばあさんの名前だったのにオドロキ。
そして、そのおばあさんが長年連れ添ったおじいさんを捨てて、元彼(ちゅうても何十年前や!)の元へ走るなんて・・・。それを、おじいさん平気で受け止めるし・・・。
世の中どうかしとる!

しかもこの作品、僕の大嫌いなミュージカル風映画(要するに突然歌い出す)なのです。したがって序盤から嫌悪感抱きまくりでした。
それに加えて、突然字幕(沖縄弁?)になったりするのがどうにも・・・。狙いなんでしょうけど、意味があるように感じられず、うっとおしいだけでした。

しかし、その部分をのぞけば面白かった部分もありました。
とくに、孫娘の前で平気でエッチな歌を歌い出すおじいさんは最高。
全編を通じていい味だしてる、このおじいさんに敬意(?)を表し、★をひとつプラス!

■満足度: ★★☆☆☆
■鑑賞日: 2001.3.22
■映画館: シネマスコーレ(名古屋)
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2001年03月10日

ペイ・フォワード

▼監督: ミミ・レダー
▼出演: ケビン・スペイシー、ハーレイ・ジョエル・オスメント、ヘレン・ハント 他
▼英題: Pay It Forward

中学校に入学したトレバーのクラス担任は、顔にやけどを負ったシモネット先生。初めての授業で、シモネットは、クラスの生徒全員に一年をかけて追求する課題を出す。
その課題とは、「世界を変えるには、どうするか?」。

ある日、トレバーは「1人が3人を助ける。助けられた3人は、さらに3人を助ける。つまり、善行を先贈り(ペイ・フォワード)する」というアイデアを思いつく。

そこでホームレスを自宅に泊めたり、シモネットと自分の母親をくっつけようと画策したり、実践していくのだが・・・。



今、ノリにノッている俳優陣の競演とあって、期待の高まる作品。

世界を変える画期的なアイデアとは、簡単にいうと「一日一善のネズミ講」&「情けは人のためならず」というところかな。確かに、自分本位の人が増えている昨今、人が他人に優しくなれれば、世界は良い方向に変わっていくでしょうね。

ただ、自分が救う人の2人目が、どうしてシモネット先生なのだろう。確かに、自分の殻に閉じこもっている人だったけど、11歳の少年に看破されるような底の浅いものではなかったし。

物語のテーマは「他人に優しく」なのですが、根底に現在の社会問題である「家庭内暴力」を感じま。
そして、各自が困難を乗り越えてようやくうまく行きかけた瞬間の破局。あそこで○○○を出すのは分かりましたけど、「その後、物語がどちらに転ぶか」が、この作品の眼目のような気がします。
で総評、ちょこっと甘めの★4つ。

■満足度: ★★★★☆
■鑑賞日: 2001.3.9
■映画館: ワーナーマイカルシネマズ広島
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2001年03月04日

弟切草/狗神

【弟切草】
▼監督: 下山天
▼出演: 奥菜 恵、斉藤陽一郎 大倉孝二、松尾れい子、minoru 他

ゲーム製作会社でバイトしている奈美は、実の父親が亡くなり、古屋敷が遺産として残されたことを知らされる。奈美の本当の父親は、有名な画家だった。
彼女は元恋人である社長の公平とともに、その屋敷を訪れた。屋敷などの設定そのものを新作ゲームに利用する予定である。
管理人から鍵を受け取り、屋敷に足を踏み入れる二人。そこでは、隠された秘密と監視モニターの眼が待っていた・・・。



はっきり言って、お話が分かりにくいです。設定は良いのですが、ストーリーの進行に難がありますね。
屋敷に隠された秘密は、最後まで中途半端に秘密のまま終わってしまった感が否めません。
整合性が合わないことも多すぎますしね。ミイラのことにしても、ただ見つかっただけになっちゃったし。
結局、「なんだったの?」としか残らないんですよね。現実なのか、ゲーム内の出来事なのか、曖昧にしているのは良いとしても。
まぁ、感想は「奥菜恵は、ショートがかわいい」てとこかな。

【狗神】
▼監督: 原田眞人
▼出演: 天海祐希、渡部篤郎、山路和弘、淡路恵子、藤村志保 他

四国のある山間の集落。豊かな自然に恵まれたこの町は、いにしえの地を引き継ぐ閉鎖的な男社会だった。
この町には「狗神筋」と呼ばれ、忌み嫌われる家がある。「取り憑かれると喰い殺される」と噂される坊之宮家には、紙漉名人の美希という41歳になる女性がいた。
坊之宮家に代々伝わる先祖祭りが近づくある日、この町に小学校の教師として赴任した奴田原晃がやってくる。
美希と晃。二人が出会い、惹かれ合い、結ばれる。そして平穏な町に、異変が起こる・・・。



古き良き日の日本、そしてミステリアスな伝説の町。今時、こんな町があるかな?、もしかしたらあるかも!てな感じの設定で、期待させる雰囲気。
盛り上がるところは、美希がだんだん若返るなど、町に異変が起こる辺り。しかし、ホラー的なビジュアルを使っておきながら、それに触れることなくストーリーが進むところがちょっと「?」かな。
エッチなシーンが多く、サービスカットも豊富。結局ホラーよりもエロチズムな作品でした。
風のような怪しいモノが森を移動するシーンがあるのですが、これもお話を膨らませることなく終わったのが残念でした。
結末もわかりにくい、というか、はっきりしない終わり方だったし。
ただ、美希の母親の件は意表をつかれました(気付くのが遅かっただけかも)。

■満足度: ★★★☆☆
■鑑賞日: 2001.3.4
■映画館: 広島宝塚
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2001年03月02日

キャスト・アウェイ

▼監督: ロバート・ゼメキス
▼出演: トム・ハンクス、ヘレン・ハント、ニック・サーシー、クリス・ノス 他
▼英題: Cast Away
▼公式サイト: http://www.uipjapan.com/castaway/index.htm

世界中に展開している運送会社のシステムエンジニアであるチャックは、あちこちに出張を繰り返して、業務の最適化を指導していた。時間を1秒でも無駄にしないのが彼の信条。

悩みは恋人ケリーとのデートがゆっくり出来ないこと。ある日も会社専用の飛行機に乗って長距離出張に行くことに。
またも離ればなれになってしまうケリーには「すぐ戻るよ」と言い残して。

しかし、天候悪化で無線も不通に。ついに飛行機は海面に墜落、炎上してしまう。たった一人生き残ったチャックは、無人島にたどり着き、まず生きていくために奮闘する。
そして4年後、島からの脱出を決意するが・・・。



前半の見どころは、ついさっきまで幸せな生活を送っていた男が突然の飛行機事故で、未開の島へ一人たどり着き、絶望感をしまい込んでサバイバル生活を始めるシーン。飲料水や食料など、まず何から確保するか、何が必要になるか、を納得の順序で手に入れていくのが、現実味を帯びていて良いですね。

そして、いきなり4年後に場面が飛び、主人公の変貌ぶりに唖然とするわけです。実際に1年間ブランクを空けて撮影したらしく、トム・ハンクスは痩せてます。

そして脱出を決意し、実行に移すのが第2の見どころ。イカダを作る課程などもリアルで良かったのですが、眼目は島で出会った唯一の友人「ウィルソン」との交流と別れ。助け出されてから、再び文明社会の中へ舞い戻った主人公を待ち受けているのは、とまどいと、そして・・・。4年の歳月が、何も奪わないわけがないという現実を、ここでも再認識させてくれます。

でも、ただ絶望するだけではなくて、前に歩んでゆける展開が素晴らしいかったです。

最後にこの作品は音楽も良いです。大抵、エンドロールの際にドンチャカのタイアップ曲が小間切れメドレーで流れたりするのですが、波の音にストリングスの響きが被さり、まるで主人公が島での生活を懐かしんでるような気にさせてくれました。

■満足度: ★★★★☆
■鑑賞日: 2001.3.1
■映画館: ワーナーマイカルシネマズ広島
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2001年02月12日

アンブレイカブル

▼監督: M・ナイト・シャマラン
▼出演: ブルース・ウィリス、サミュエル・L・ジャクソン、ロビン・ライト・ペン 他
▼英題: Unbreakable
▼公式サイト: http://www.movies.co.jp/unbreakable/

ある日、列車の脱線事故が起き、100人以上の乗客乗員が、『たった一人』を除いて全員死亡した。

その『たった一人』デビッド・ダンはかすり傷ひとつ無く家族の元に戻ったが、彼の前にある男が現れた。先天的に骨が折れやすく、「ミスター・ガラス」とあだ名されて育ったその男イライジャは、幼少の頃母親が買い与えたコミックのヒーローに魅せられており、自分のような人間の対極『決してケガや病気をしない』人間を探し続けていたのだった。

イライジャの主張を退けるデビッドだったが・・・。



あの『シックスセンス』の監督と主演俳優コンビが再現。新たな「ネタバレ厳禁」的新感覚スリラーを作ってくれました。

最初、いきなり生まれたばかりで両手両足を骨折した赤ん坊のエピソードから始まるので、ちょっと意表をつかれます。そして、すぐに舞台は変わって列車事故。
主人公が原因だと思っていたのですが(結果的には起因しますが)その後、物語は想像と違う方向へ流れていきます。

主人公は上手くいってるようでギクシャクした家族関係、そして怪しげな男と、主人公を取り巻く人間関係が交互にまた効果的に展開されるので、エピソードを頭の中で整理できたときが快感ですね。
自分が『アンブレイカブル』な存在であることを受け入れはじめ、行動を開始する主人公。

そして物語がエンディングへ落ち着き始めたクライマックス・・・うぅ〜ん、なるほど!これ以上書かない方がいいかもね。
それにしても、サミュエル・L・ジャクソンは、髪型とヒゲで役柄年齢の幅が広いなぁ。

■満足度: ★★★★☆
■鑑賞日: 2001.2.11
■映画館: ワーナーマイカルシネマズ広島
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2001年02月07日

ダンサー・イン・ザ・ダーク

▼監督: ラース・フォン・トリアー
▼出演: ビヨーク、カトリーヌ・ドヌーブ、デビッド・モース、ピーター・ストーメア 他
▼英題: Dancer In The Dark
▼公式サイト: http://www.dancerinthedark.net/

とある町工場に勤めるセルマは一人息子と二人暮らし。職場の友人や隣人に親切にされ、ささやかな生活を送っていた。

ミュージカルが大好きな彼女は街の劇団に所属し、本番の日が近づいていた。しかし、そんな彼女には遺伝による失明の運命が迫る。
障害の遺伝を承知で産んだ息子に手術を受けさせるため、生活を切りつめて貯金をする日々。

もうすぐ息子も手術を受けられる年齢になり、お金も目標額に達しようかというとき、悲劇が彼女に襲いかかる・・・。



客電が落ちてからしばらくは音楽のみ。イン・ザ・ダーク・・・暗闇の音楽、を演出しています。
この楽曲が僕の好きなタイプで映画本編にも期待が高まります。

本編が始まると、まるでメイキングを見ているようなカット。それから淡々とした雰囲気で物語が進行していきます。そしてこの映画の見どころ、最初のミュージカル・パフォーマンス。

まず、工場での作業中、周りの音を拾いながら一人空想に入っていき、その中でミュージカル・パフォーマンスを繰り広げるのですが、工場内の安全衛生の面からこの時主人公への嫌悪感が高まってしまいました。こんなコトを気にするなんて。

また、いきなりこんなパフォーマンスになる作品があまり好きではないのを失念しておりました。ストーリーとパフォーマンス、それぞれいいものだと思うんですが、これが突然切り替わる展開が私には合わないんですよね。
しかもこれが現実逃避(?)の空想でのことだとなると・・・。

■満足度: ★★★☆☆
■鑑賞日: 2001.2.6
■映画館: ワーナーマイカルシネマズ広島
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2001年01月20日

レッド・プラネット

▼監督: アントニー・ホフマン
▼出演: ヴァル・キルマー、キャリー=アン・モス、テレンス・スタンプ 他
▼英題: Red Planet
▼公式サイト: 

西暦2050年、地球の環境汚染は壊滅レベルにまで進行していた。

そのため、人類は地球に代わる居住地を火星に求め、無人機による藻類の移植を開始。酸素を発生させ、移住の準備を進めていたが、突然、火星の酸素が消滅。

原因究明と問題解決のため、有能な5人のクルーが有人探査艇『マーズ1号』で飛び立った・・・。



大好きなSF宇宙モノ。映画館で見るには、一番適したジャンルですね。

見どころは、トラブル発生から火星圏離脱までの、船内での描写。5人のクルーを脱出させた後、船長一人でなんとかシステムを復旧させ、クルーの脱出までバックアップする姿がカッコイイ。

火星に到着した5人に襲いかかるトラブルと、明らかになる真実。それと、軍事ロボット『エイミー』が敵に回る設定はこの作品の眼目ですね。
ただ、謎なんかではなくて、偶然がもたらしたトラブルでしたけど。

最後に、火星を地球化して移住する科学力があるなら、地球の汚染をどうにか出来そうなもんですけどね。

■満足度: ★★★☆☆
■鑑賞日: 2001.1.19
■映画館: ワーナーマイカルシネマズ広島
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2001年01月19日

ダイナソー

▼監督: 
▼出演:  他
▼英題: 
▼公式サイト: 

6500万年前、地上は恐竜たちの楽園だった。

トラブルと偶然が重なり、イグアノドンの卵が海を越え、ある猿の群にたどり着く。群れの一員となり、平和な日々を送っていたとき、隕石群が地上へ降り注ぎ、焦土と化してしまう。

生き残ったイグアノドンと猿4匹の家族は、生命の園を目指して旅をする草食恐竜の群に遭遇。同行することになるが・・・。



出演者は恐竜、フルCGなのですが、風景には実写も使っているクオリティの高い映像美がウリの作品です。

ただ、全体を通してお話はありきたりで、特に目新しい演出もなく、ガッカリしました。言い方を変えれば、分かりやすいストーリー。
総評大甘★3つ。

■満足度: ★★★☆☆
■鑑賞日: 2001.1.18
■映画館: ワーナーマイカルシネマズ広島
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2001年01月13日

バトル・ロワイアル

▼監督: 深作欣二
▼出演: 藤原竜也、前田亜希、山本太郎、安藤政信、ビートたけし 他
▼公式サイト: http://www.battle-royale.com/

全国の中学3年生のクラスひとつを抽選で選び、無人島に連れて行って最後の一人になるまで殺し合いをさせる新世紀教育改革法(通称BR法)。

地図とコンパスや武器を渡され、クラスメートと3日間殺し合いをし、最後の一人にならなければこの島からでることは出来ない。
友人や恋人を相手に、銃口や刃先を向けるゲームが始まった・・・。



設定や表現の過激さから、R15指定(15歳以下視聴制限)を受けた話題の作品。

中学生が巻き起こす流血(殺害)の表現としては、過激と言えるのかも知れませんが、いわゆるスプラッターものとしては大したことはありません。ストーリーも国の現状を憂いた指導者が生み出した法律による企画、という設定がそもそも理解に苦しく(日本のおバカな政治屋ならやるかな?)、説得力のある物語にはなりませんでした。

しかも、序盤で生き残る人(3人残り、最後に2人)が予想できるので、注目はどんなクライマックスに持っていけるか、ということになるのですが、これがまたカタルシスのないお話。この作品を、昨今の青少年凶悪犯罪とリンクさせるのがそもそも無理な注文で、これを見て犯罪が増えることも無かろうし、減るような効果も無いでしょう。

嫌悪感とかは特にありませんでしたが、単純にエンターテイメントとして面白くなかったですね。

■満足度: ★☆☆☆☆
■鑑賞日: 2001.1.12
■映画館: ワーナーマイカルシネマズ広島
posted by ばりさく at 23:24| Comment(0) | TrackBack(0) | スクリーン2001