2006年02月28日

サイレン

▼監督: 堤 幸彦
▼出演: 市川由衣、森本レオ、田中直樹、阿部 寛、西田尚美、島田久作 高橋真維、松尾スズキ、西山 潤 他
▼英題: Siren
▼公式サイト: http://www.siren-movie.com/

夜美島と呼ばれる島は、かつて一夜にして無人島になったことがある。
風と雨が激しさを増す嵐の夜、謎のサイレンが島中に鳴り響き、その時海は真っ赤に染まった。
そしてたった一人を残して、全島民が姿を消した。残された一人の男は、狂ったように同じ言葉を繰り返した。

「サイレンが鳴ったら、外に出てはならない・・・」

そんなおぞましい記憶も忘れられるくらいの年月が経った頃、とある家族がこの島に引っ越してきた。
天本由貴と父親である真一は、病気がちな弟の英夫の療養のためにこの島に足を踏み入れることになったのだ。

独特の土着文化を持つ島民の怪訝そうな視線を感じながら、家族は新しい住まいに到着する。すると、親しげに由貴に声をかけ、引越を手伝ってくれた隣に住む女性・里美が、島の暮らしについていろいろと説明してくれた。
そして彼女は最後に「サイレンが鳴ったら外に出ないように」と忠告する。

不安ながら新生活が始まった。家族想いの由貴はなによりも弟のことを案じながら、母親のいない家庭を必死に支えていこうとする。
とある夜、フリーライターの真一は取材のために外出していた。

そして、不気味なサイレンが鳴り始める・・・。



◆ ◆ ◆

人気のあるホラーゲームの映画化です。
オイラは1作目しかプレーしたことがないのですが、とても難しいゲームでした。クリアを目指しましたが、結局、序盤で諦めた記憶があります。
この映画は続編である「サイレン2」の映画化だそうですが、同じような雰囲気を持っていました。

主人公の家族が島に到着してからずっと、島に住んでいる人々の異様さを強調するシーンが続きます。「この島は怪しい、きっと何かあるんだ」って観客に思い込ませてきます。
そして何より、怪しいのがココリコの田中扮する南田医師。彼は演技力があるのですが、そのキャラクターで先入観を持ってしまいますね。

サイレンが鳴るシーンはドキドキさせてくれましたけど、思っていたほどダイナミックに物語が展開するわけではありませんでした。
でも、設定の「サイレンは三度鳴る」っていうのが徐々に効いてきます。一度目で拍子抜けしたぶん、二度目のサイレンで、怒濤の恐怖が押し寄せてきました。

味方になりうるはずの人々がすべて恐ろしい姿となって姉弟に迫ってくるのは圧巻でした。この世界の特徴である「不気味に笑いながら・・・」って設定もあって、あの「目」は怖かったです。
それに、発砲してくる警官は、やっぱり欠かせませんね。

終わったはずの悪夢、やって来た平穏な時間を突然打ち破る三度目のサイレン・・・。予想していなかった、そして悲惨であったろう、その後を見せてくれない演出は良かったですね。
だって見なくても判る、救いようのないエンディングしかあり得ませんから。その予想を裏付けるシーンだけがちょこっとだけありましたけど、あれは無くても良かったかも。

ハッピーエンドを期待していたワケではありませんが、見終わって、ここまで晴れやかさとは無縁の気分で劇場を後にすることになるとは思っていませんでした。

あの赤い服の女性について、もう少し掘り下げたシーンがあって欲しかったのが、ちょっと残念。そして鉄塔のシーン後の島民たちの姿を見せてくれなかったのも残念です。
冒頭で見せつけてきた怪しさとのギャップを見せてくれれば良かったかな、と思いました。

■満足度: ★★☆☆☆
■鑑賞日: 2006.2.27
■映画館: 広島バルト11(7)
posted by ばりさく at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | スクリーン2006
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