2005年08月21日

ノロイ

▼監督: 白石晃士
▼出演: 小林雅文、松本まりか、堀 光男、アンガールズ、飯島 愛、ダンカン 他
▼公式サイト: http://www.no-ro-i.jp/

「隣の家から、いないはずの赤ん坊の鳴き声が聞こえる」
超常・怪奇現象を追い続けるルポライター、小林雅文の元に、ある主婦からの投書が届いた。
主婦のインタビューを終えた小林は、早速隣家を取材することにする。玄関から顔を出した住人は、石井潤子という女性だった。

彼女は取材を拒否するが、その表情も発する言葉も異様だった。また、その模様を撮影したVTRに録音されていた奇妙なノイズには、複数の赤ん坊の声であることが分析の結果判明する。
そして取材直後にあの女性は転居し、投書した主婦は交通事故死してしまった。

同じ頃、小学生を対象にした超能力実験番組が放映され、一人の少女が驚くべき能力を披露する。小林はこの少女・加奈を取材するが、彼女は収録以来体調を崩していた。
そして取材後、「助けて」というメモを残して失踪してしまう。

また、心霊スポットを取材したタレント・松本まりかにも異変が起きた。その神社を訪れた彼女は、突然悲鳴を上げて悶絶する。
収録テープには謎の人影が映り、放映は中止されたが、まりかの周辺では不思議な現象が起こり始める。

小林は、まりかの自宅で録音されたキーワード「かぐたば」を追い、20年以上も前にダムの底に沈んだ村のことを調べ、「鬼祭」という祭りにたどり着くのだが・・・。



◆ ◆ ◆

単純なホラー作品だと思っていたのですが、実話のように仕立てたドキュメンタリー風の作品でした。かつての「ブレアウィッチ・プロジェクト」や「食人族」のような、って言えば簡単でしょうか。

実在してるっぽい出版社や著作の名前が出てきて、実在するタレントも絡んできます。エンドロールもなく、「フィクションです」な説明も一切無い終わり方だったこともあって、気を抜いていると思わず信じてしまいそうです。

小林雅文という役を演じた人は、役者さんなんでしょうかね。主人公が違和感を醸し出すようでは作品が成立しませんから、人選は難しかったでしょうね。演技力のある無名な人じゃないといけませんから。
ヒロインの松本まりかもなかなかの演技で、取り憑かたり暴れたりといろんなシーンで緊迫感がよく出せていました。

しかし、「電波ミミズ」とか言い出した辺りから、胡散臭さがプンプンしてきます。この霊能者の役者さんはオーバーアクトで、作品のリアリティが一挙に崩れたように感じました。
まぁ、これも制作者の狙いだったのかも知れません。完全にリアリティを追求すると、カメラワークなどにも無理が生じますからね。
一部始終がカメラに収まってるなんて、本来なら不自然ですもん。

山村の秘祭に「かぐたば」というキャラクターの設定は面白かったです。この設定で、ドキュメンタリーではなく完全な映画作品として練り直してみるのも良いかも知れません。

仕込みをよりリアルに見せるためにWebを活用してるのも、それなりには楽しめますが、Webだと一連の情報が「ニセモノ」だということもすぐに判ってしまうので諸刃の剣ですね。出版社の住所がレンタルポストにだった、っていうネタには笑いました。
もうちょっとこの仕込みは念入りにしておいた方が良かったかも知れませんね。

■満足度: ★★★☆☆
■鑑賞日: 2005.7.17
■映画館: 広島バルト11(7)
posted by ばりさく at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | スクリーン2005
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