2006年08月21日

ゲド戦記

▼監督: 宮崎吾郎
▼声の出演: 岡田准一、手嶌 葵、菅原文太、田中裕子、香川照之、風吹ジュン、内藤剛士、倍賞美津子 他
▼英題: Tales from Earthsea
▼公式サイト: http://www.ghibli.jp/ged/

アースシーと呼ばれる世界は、均衡の上に成り立っていた。しかし、世界の果てにいるはずの竜たちが、人間の世界に現れ共食いを始めた。
作物は枯れ、家畜は倒れ、そして人の心は荒んでいく。

エンラッド王国の王子アレンは突然、偉大なる父王を刺して失踪。あてもなく彷徨ううちに、魔法使いハイタカと出会う。彼は世界の異変を察知し、原因を探る旅に出ていた大賢人ゲドだった。

二人はホート・タウンという街にたどり着き、アレンは人狩りに追われていた顔に火傷跡が残る少女テルーを助けた。しかし、今度はアレンが人狩りにさらわれてしまう。
ハイタカによって救い出されたアレンは、ハイタカと旧知のテナーの家に身を寄せる。

そこには、あの少女も住んでいた。テルーは頑なにアレンを拒絶していたが、次第に打ち解けるようになり、平穏な生活に包まれ始める。
しかし、そこにかつてゲドと戦い、敗れた魔法使いの魔の手が伸びる・・・。



ル=クヴィンのファンタジー小説が原作。ここ数年で指輪物語やナルニア国ものがたりといった世界的に有名なファンタジーが次々と映画化され、ついにこのゲド戦記も・・・と言われていました。
しかし実際は設定やエピソードの一部を利用しただけのオリジナル・ストーリーであり、物語の映画化ではありませんでした。

スタジオジブリが手がけるとなると期待が膨らむのは当然ですが、監督は息子さんでしかもデビュー作。あの「宮崎駿ワールド」がどんな風になるのか興味津々で劇場に行きましたが、見終わった感想は「こんなもんかな」。

気になっていたアニメーションとしてのクオリティは、スタッフの力もあるでしょうがそんなに違和感はありませんでした。ただ、駿氏独特の質感や奥行き感の不足は感じました。
今時のテレビアニメな感じがしましたが、先入観のせいかな。

物語については、全体的な破綻はしてないと思うんですが、流れが単純でしかも個々のシークエンスが説明不足な印象。エッセンス抽出を欲張りすぎたんじゃないでしょうか。
割り切って参考原案である「シュナの旅」のアニメ化にすれば良かったかも知れません。そもそも、原作のストーリーをなぞっていないんですから、タイトルも違う名前にすれば良かったのに。
あ、それじゃ話題作りにならないか。

劇中にテルーがテーマソングを歌うシーンがありました。声優さんが歌ってCDになってる曲なんですが、物語との必然性を感じません。
タイアップとはいえ、露骨すぎませんかねぇ。

■満足度: ★★☆☆☆
■鑑賞日: 2006.8.20
■映画館: 広島バルト11
posted by ばりさく at 23:49| Comment(0) | TrackBack(0) | スクリーン2006
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